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完成披露試写会イベントレポート

9月29日(木)、公開を目前に控えた本作の舞台挨拶付き完成披露試写会を築地(東劇)にて実施致しました。舞台挨拶には、本作品をみて、「20回泣いた。 日本人こそが、一番築地を知らないということに気づかされる。 絶対にみるべき作品。」と絶賛のコメントを寄せた服部幸應氏、築地市場の場内で仲卸として働く島津修氏、本作の遠藤尚太郎監督が登壇。本作を観た感想や、撮影時の裏話、築地の魅力などを深く語りました。

また本作にも出演しており築地市場に長年通う和食料理人の道場六三郎氏からはコメントが届き、築地への思いが語られました。

トークセッションでは仲卸の島津氏が「僕らは誇りを持って仕事をしているプロフェッショナルです。束になった築地の仲卸集団の代わりになるものは、どこにもいないと信じて仕事をしています」と語ると、観客席からは感嘆の声が上がるなど、満員の観客は食い入るような様子で、熱心に聞き入っていました。

【道場六三郎 コメント】
◆映画を見た感想
築地の24時間、一年365日、仲卸の真剣勝負が、観る人の心を打ちます。
映画を見て泣いてしまいました。

◆ご自身にとっての築地とは
築地に通って60年、いつも戦場に赴くような緊張感があり、売り手と買い手の真剣勝負がお互いの信頼感の証でした。河岸は、不死身です!これからもずっと期待しています。

【登壇ゲストコメント】
◆公開を目前に控えた今の心境
遠藤尚太郎監督:
この映画の企画が動き出した4年前は食のドキュメンタリー映画も少なく、和食が無形文化遺産になる前で、何もかもが手探りでした。築地の仲卸の方々をはじめ、出演してくださった方々やクラウドファンディングでご協力頂いた方々、松竹の人たちなど、いろんな方の気持ちに支えられてこの映画が完成したことを嬉しく思います。この映画は築地市場を生み出す人々を記録したいという思いで撮影しました。日本の食文化を再確認し、僕たちの手で育んで、次の世代にどのように繋いでいくのかを、この映画をきっかけに考えていただければ嬉しいです。

◆映画を見た感想
服部幸應:
この映画を観たとき、20回ほど涙を流しました。
仲卸の人と料理屋の店主の丁々発止で真剣なぶつかり合いにとても心を打たれました。

島津修:
監督やプロデューサーの方々の熱意が伝わってきました。築地のドキュメンタリー番組はよくありますが、この映画以上のものは、今後もう出来ないだろうと思います。

◆映画の撮影があると聞いた時の印象
島津修:
最初は何を物好きなことを言うのだと思いました。僕たちの普段の日常生活が映画なんかになるのかと。
ただそれでも何度も築地に足を運んでもらううちに彼らの思いが伝わってきて、皆だんだん協力してあげたいと思うようになりました。

◆ご自身にとっての築地とは
服部幸應:
魚の状態を全て理解して把握しているような人たちがいるというのが凄いことです。海外の市場に行くと、築地が世界一の魚市場だと言われる理由がよくわかります。

◆最後の一言
遠藤尚太郎監督:
この映画に出てくる築地の映像はワンカットととして簡単に撮影できた映像はありません。1日に40kmも築地の場内を歩き回り、立ち止まることを許されず、肉体的にも大変な撮影でした。そんな時にふと「クラウドファンディングで応援したよ」と声をかけてくださる方がいたりして、いろんな人に支えられている映画だなと実感しながら撮影しました。そんな色々な人の思いを観ていただきたいと思います。